安ギターはどれも同じ様なものと言われますが、実際触ってみると違いがあったりして楽しいです。
この記事では本体価格2万円以下で買える初心者向けと言われるエレキギターを中心にメーカー別でご紹介していきます。
買ってみたよとか、知ってるものや、持ってて気に入っている、おすすめだよなんてのもありましたらコメント頂ければ幸いです。
安ギター(初心者向けギター)ブランドまとめ
ブランドとモデル名や特長などをざっくり解説していきます。
Bacchus(バッカス)
▼Bacchus Guitars | Deviser |株式会社ディバイザー
長野県松本市のギターメーカー、ディバイザーさんのブランド。
その中で比較的価格の安いエレキギターを出しているのがBacchus(バッカス)です。
人気、造りも比較的良く、他では売っていないテレキャスターやジャズマスタータイプなど珍しいモデルなどを多数販売しており筆者も何本か買いました。
Bacchus Universe Series

そしてバッカスの中でもUniverse Series(ユニバースシリーズ)というものが1番最安モデルになります。(通称:バカユニ)各種ありますが、今回はバカユニのみにフォーカスしていきます。

ちなみに画像のストラトタイプはイケベ楽器とのコラボモデルのバカユニです。
テレキャスタータイプや、ジャズマスタータイプなど種類も豊富です。更に最近はローステッドメイプルという加熱処理を加えたネックの先駆者的なイメージもあり、コスパで選ぶならBacchusといった感じです。

BUSKER’S(バスカーズ)

先程のバッカスとよく間違えられるバスカーズ。島村楽器のオリジナルブランドです。
ボディの木材に桐を使用することにより、3kgをきる軽量の個体が多いです。フレットのバリが出たりしてる個体も少ない印象です。

島村楽器でギターを購入するも、すぐギターを挫折してしまう方が多いのか、リサイクルショップなどでも結構見かけることが多い気がします。
初めてギターを買う方や、女性におすすめです。
ストラトタイプのBUSKER’SにアンプはKATANA-MINIでブラウンチャンネルです。
結構パワーのある感じのピックアップですよね。悪い印象はないです。
現在は下記のレスポールカスタムモデルが人気の様です。以前、レスポールスタンダードタイプを買いましたがこちらも普通のレスポールタイプより若干軽く取り回しは良い感じでした。
また詳しい内容は下記の記事に記載しております。

SELDER(セルダー)、PhotoGenic(フォトジェニック)
ロゴは違いますが、株式会社キョーリツコーポレーションが販売してるのでほぼ同じかと思います。そして筆者が最初に買ったギターが『サクラ楽器』さんで買ったセルダーだった気がします。
フォトジェニックとセルダーの違いは、セルダーのほうが変わったカラーバリエーションがあったり、最近ではローステッドメイプルネックのものが出てたりとセルダーのほうが見かけることが多い気がします。
レスポールタイプを持ってましたが、ペグホストが狭く穴を拡張する必要があったので、昔のものは多少改造に加工が必要になるかもしれません。
セルダーの最新モデルST-33RMはバッカスやパシフィカを意識したのか、機能と見た目はとても良さそうです。とても弾いてみたい。
それでいて価格は2万円以下。人気の様で、注文から到着まで少々時間が掛かるようです。欲しい。
『サクラ楽器』さん、提供お待ちしております。
ロゴがカッコよくなったセルダー
36になるおっさんの僕が高校生だった頃、『サクラ楽器』さんで買ったセルダーは下記のものでした。

いつから変更になったのかは定かではありませんが、最近はロゴがカッコよくなりました。

こっちのほうがスタイリッシュでかっこいいですね。そしてヘッドの形状もFenderのパクリっぽいものからオリジナルのものに変わってます。なんかテレキャスターみたいでかっこいいですね。バッカスよりヘッドの形状も好きかもしれない。
フォトジェニックも見つけたらアップします。

Donner(ドナー)

Amazonで販売されているエレキギター。
セットなどがお買い得。
たまにクーポンで激安で買える時がチャンスです。
古いモデルはフレットのバリが気になるものが多い印象ですが、年々品質も価格も上がった商品展開になってます。
エフェクターなども出していてわりと評判は良いです。
また下記記事でも紹介させていただきましたが、かなりコスパの良い商品が多いです。

Mavis(メイビス)

イシバシ楽器のオリジナルブランド。
現在新品の販売はないですが、中古店ではたまに見かけます。
見た目はFenderのアメリカンスタンダードっぽいのですが、持つと材のせいか違和感を感じます。
ネックポケットの仕上げや、ザクリには色々ありますが調整すれば使える系。
ネックが曲者で指板がカサカサになってしまったのど、最初からネックポケットにシムが入ってました。
弦高を下げるのに苦労した記憶がありますが、人に譲ってしまいました。
PLAYTECH(プレイテック)


自前の画像がテレキャスタータイプしかありませんでした。実はストラトタイプとテレキャスタイプを購入したことがあります。テレキャスターはネックが太めです。ストラトタイプは薄めでした。(個体差かもしれません。)
テレキャスタータイプは弦が裏通しできるのが、好感持てます。(バスカーズなどはブリッジがけのタイプ)ストラトタイプも持っていましたが、個人的には改造様以外にはあまり魅力は感じられませんでした。
そして改造するにも加工しないと取り付けられなかったりする部分があるので、ちょっと工夫が必要になるかもです。

ちなみに上記は最近のモデルのプレイテックのローズウッド指板になります。導管がなく不思議な板な感じです、なんか綺麗。
下記が昔のモデル。

ちょっとカサついてそうですが、木目が見えます。
指板材は結構変化がありそうです。
ボディ材はホワイトウッドと記載がありましたがどんなものが気になりますね。
ちなみに別の記事でも取り上げていますが、女優の吉高由里子さんがCMで使用していました。これで早弾き出来てたら凄い!(上手い人は出来るみたいです。)

YAMAHA Pacifica(パシフィカ)
今ではかなり安いのは012くらいですが、中古なら1万円しないで手に入れることが出来ることが多かった印象です。
品質はトップレベルです。
以前書いた記事もありますので、気になった方はぜひご覧ください。
最近はぼっちちゃんのせいで関係ない上記の様な廉価版モデルまで値上がりしてます。
中古市場でも高騰しているので、安く見かけたら買ってみてもいいかもしれません。

LEGEND(レジェンド ) BRITZ(ブリッツ)
Ariaが販売しているギター。
Fender系がレジェンド、Gibson系がブリッツという感じです。
レジェンドについては以前書いた下記記事をご確認ください。
歴史が長いので、様々な仕様があり気に入ったものと出会えれば試しに買ってみるのもありかと思います。
ブリッツはネックがごん太な印象が強いです。

Cort(コルト コート)
結構Pacifica(パシフィカ)に近い作りのメーカー。
結構いいギターな印象ですが、ただデザインが独特でこれを受け入れられるかどうか。
そこそこ売れたのかリサイクルショップなどでもちらほら見かけます。
韓国のOEMメーカーとして有名でSquier、G&L Tribute、Ibanez、Parkwoodなどを手掛けていたようです。
工場はインドネシアにもあるみたい。
日本の富士弦みたいですね。
Samick(サミック) など
Cortを中心にSamickなど韓国系は結構狙い目が多い印象です。
一時期は日本メーカーに迫る勢いで生産に力を入れていたので、いいやつはいい印象です。(例外もあります。)
Squier(スクワイヤー)
Fenderの廉価版ブランド。
Fenderで使われてるストラトキャスターや、テレキャスターなどの名称がそのまま使える。
最下位モデルのBulletシリーズは海外ではホームセンターとかコストコ的な店でも売ってるらしいです。
最近は品質が上がった印象がありますが、安いモデルはフレットのバリはかなりある印象です。
以前持ってたBulletを弾いてたら手がちょっと切れました(泣)
音は安ギターながら、絶妙なコンプ感と出力でFenderに寄せている印象でした。
Affinityシリーズくらいからちょっとマシになるかなーという印象ですが、見た目とか的にBulletのほうが好きです。
そしてお高いものに関してはFenderと遜色ない様なものもあります。
たまたま安く買えたのですが、5万円くらいなので安ギターというにはビミョーと思う方もいるかもしれませんがコチラはとても良かったです。



K-GARAGE(ケーガレージ)
ネックがグロスフィニッシュだったり、配色のセンスがいいのか、結構見た目は良いものが多い気がします。
あんまりいい評判は聞きませんが、自分は結構好きです。
昔テレキャスタータイプを持ってましたが、そのときはアンプを持ってなかったので、音はわかりません。

ジャパビン 安ギター
ジャパンビンテージと呼ばれる中でも安ギターは存在します。下記は最近発見したものについてです。こちらも宜しければご確認ください。
共通点
下記からは安ギター(初心者向けギター)に関する共通点を記載します。
ネックまわり
ストラトタイプはネック、指板ともに平らな感じがします。
というのも多分NCルータなどで機械的に大量に生産されているからでしょう。
あとはフレットか細いものが多い気がします、ミディアムジャンボより少し小さい感じですかね。
本当に初心者向けならフレットは大きいほうが押さえやすいと思いますが、この辺もコストカットでしょう。
トレモロユニット
ブロックは大体薄いです。
ボディ自体が少し薄い場合が多いのと、コストカットでしょう。
弦を乗せるブリッツはモデルや時代でも結構変わってる場合があります。
バッカスなんて
「あれサドルがいい感じだからいいやつかな?」
と思ったら普通に初期のバカユニだったなんてことがあります。
レスポールタイプについて

定価格ということでFender系のボディタイプが中心のレビュー、考察になってしまいましたが、MAISONだったり、Maestro by Gibsonだったりがありますが、そちらは本来のGibson系ははセットネック(ボディとネックを接着剤でくっつける手法)なのが、ボルトオンになっていたり本家とちょっと違いすぎたり、改造パーツの下調べがめんどうだったりで、数本程度しか手を出して来てないのでこの辺は割愛させていただきます。
個別では思い出しながらレビューしていこうと思うので、このブログ自体をチェックしてもらえたら幸いです。

総評
僕は、現在の安ギターは車みたいな工業製品感が好きです。
70年代くらいのGABAN(ギャバン)とか、THOMSON(トムソン)とかの安いモデルの作りをみると目覚ましい進化を遂げているとおもいます。(※例外も沢山あると思います。)
これからも地道なコストカットと技術の進歩で良い商品を出し続けて欲しいです。
自分はバッカスとバスカーズが最近のマイブームです。
(メインがSquierになりました。)


※そしてバッカスをメインに変えました。
※そしてパシフィカになりました。
DONNERも認知を広げてきていて、とても良いのでぜひ参考になれば幸いです。
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