レスポールって最近はあんまり人気ないですし、最近はシティーポップやら売れ線の音楽はやたらシングルコイル系のサウンドが多いですよね。
自分もストラトキャスターが大好きで、バリエーション操作性も音色も最高と思ってました。
ですが、Gibsonのレスポールを見たり、以前からEpiphoneのレスポールで良いのないかなーとは思っており、偶然立ち寄ったリサイクルショップで好みの物を見つけたので買ってしまいました。
今回はそんな衝動買いした『Epiphone Les Paul Standard』をレビューしていきます。
(多分、Epiphone Les Paul Standard 60sです。)
Epiphone Les Paul Standardを購入した経緯
今回購入した『Epiphone Les Paul Standard』中古でやたら安く売られてました。
長期間放置されていて売りに出された様な佇まいでしたが、フレットも殆ど減っていなかったので、試奏もせず購入してしまいました。
以前にレスポールタイプは何本か持ってましたが、あまり気にいる物がなかったり、結構派手目な見た目の物がレスポールの安いものって多いですよね。
自分はレスポールにしても、ストラトにしても地味な色だったり、派手ではない見た目が好きなので、プレーンの杢目のレスポールはツボでした。
プライスカードには付属品の記載はありませんでしたが、専用のソフトケースと前のオーナーが使っていたであろうLEVY’S ( レヴィース )のストラップまで付いてました。
Epiphone Les Paul Standardのスペック・仕様
見ての判断になりますが、分かっているこのEpiphone Les Paul Standardのスペック・仕様を記載します。
- Body Styles:Les Paul
- Body Shape:Les Paul
- Body Material:Mahogany
- Top:Plane
- Binding:Cream
- Body Finish:Gloss
- Fret Count:22
- Frets:Medium Jumbo
- Nut Material:Graph Tech NuBone
- Inlays:Trapezoid
- Joint:Glued in; Set Neck
- Finish:Nickel
- Bridge:Epiphone LockTone Tune-O-Matic
- Tailpiece:Epiphone LockTone Stop Bar
- Tuning Machines:Grover
- Pickguard:1-Ply; Cream PVC
- Control Knobs:Gold Top Hat
- Pickup Covers:Nickel
- Neck Pickup:Epiphone
- Bridge Pickup:Epiphone
- Controls:2 Volume, 2 Tone
- Pickup Selector:3-way Epiphone toggle
- Output Jack:1/4″
次は上から、この『Epiphone Les Paul Standard』を見ていきます。
ヘッド形状はアレ、ペグはGrover
ヘッド形状は忌み嫌われる形をしています。確かにGibsonの形のほうがカッコいいかも知れませんが、よく見ないと分からない方も多いと思います。
ちなみに正式名称はカラマズー・ヘッドストックと呼ぶそうです。
ギブソンのヘッドはオープンブック・ヘッドストックと言う名称でギブソンではないですが、筆者(@666kimura)はオービルのレスポールを持っています。
ゼマイティスもこんな感じですし、PRSとかもざっくり見るとこんな感じな気もしなくはないです。
最近では、Gibsonと同じ形のEpiphoneヘッドもリリースされ始めてますが、このヘッド形状は物議を醸してますね。
僕はそんなに気になりません。
(むしろネタ的にもいいし、男性的で良いと思います。)
Grover ロトマチックペグ
ペグはGroverのロトマチックペグです。
なお現在は、Epiphoneのレスポールはマイナーチェンジが行われており、現行のグローバー製ペグ搭載モデルと仕様変更が行われたウィルキンソン製ペグ搭載モデルが存在します。
恐らくコストダウンなので、Groverなのは誇れるポイントになってくるかもしれません。
安すぎるレスポールのコピーモデルだと残念なペグだったりするので、後々評価は上がるかもしれません。
そして、ペグもですが、結構金属パーツはくすんでます。
でも自分はこれくらいの感じが好きなので、磨かずそのままに。(めんどくさいので‥)
精度はそれなりに良く、全然使えます。
僕はGOTOH信者なので、GOTOHのほうが好きですがGroverは最近人気のPACIFICAの高いモデルにも付いているので、悪いわけはないですよね。
ナットはグラフテック?
そしてナットは恐らくグラフテックっぽいですが、転がして見るとプラスチック的な音がしました。
そう、買ってその日に取れましたw
接着剤の後はあるので、恐らく経年劣化でしょう。
あとこれも劣化だと思いますが、かなり1弦側が低かったです。
浮いてる様にも見えますが、底には設置していたのでこの辺はビミョーな点でしたが、PRS SEよりは良いと思います。
ビビりも感じたので、自分は即牛骨ナットに変更しました。
マホガニーネックに指板はローズウッド、フレットはミディアムジャンボ
ネックはマホガニーで杢目が綺麗です。
塗りつぶしではないので、杢目が見えて良いですよね。
ストラトキャスターと違い、倒したりしたら、ボキッと逝ってしまいそうな感じはありますが、メイプルとは違う良さがありますね。
ストラトなどのフェンダー系と違いちゃんとしたセットネックになっています。
マホガニーボディにセットネックというだけでも、フェンダー系とはかなり音が変わる気がします。
実際、SSHのストラトキャスターと、このEpiphoneのレスポールだとピックアップの特性を除いても、明らかにレスポールらしい音になってると思います。
指板・フレット
指板はフラットでフレットはミディアムジャンボフレットなので、弾きやすいです。
少なくはなってますが、ストラトキャスターのビンテージフレットでRがキツいものよりだいぶ弾きやすいです。
また調整するとFenderの9.5Rの指板より、弦高も落としやすい気がします。
インレイやフレットエッジの処理は価格なりですが、全然良いですよね。
また指板は導管的にローズウッドだと思います。
最近は安めのギターだとローレル指板でパサついてしまっているものなど見かけますが、このエピフォンは色はもーちょっと黒いほうが好みですが、触り心地も悪くないので全然良いです。
ボディ周りも良い感じ
ボディトップはプレーンタイプです。
冒頭で記載した助六やBurnyはキルトメイプルっぽいものが貼られています。
冒頭で記載しましたが、自分はこれくらい地味な杢目のほうがドヤ感なくて好きです。
ピックアップは周りは後ほど記載します。
(後で外してしっかり確認したいと思います。)
フロントピックアップ:Epiphone 57CH
ピックアップ周りですが、まずはフロントから。
ジョイントは普通で中は他同様に炭素系の導電塗料が塗られています。
フロントピックアップはEpiphone純正、Gibsonの57 Classicを意識したと思われる、57CH。
ロゴは現在のEpiphone USAなどと違いますが、安っぽさはなく良い感じです。
リアピックアップ:Epiphone HOTCH
リアはHOTCH(Hot Classic Humbucker)、57CHのハイパワー版です。
結構良い音で気に入ってます。
弾いていると、ストラトなどシングルコイルのギターと比較し、太く中域の強い、流石レスポールという様な感じがします。
ブリッジ:Epiphone TUNE-O-MATIC&テールピース
次は、ブリッジ周りを見ていきます。
いきなり裏面ですが、Epiphoneのロゴの入ったものになってます。
重量もそれなりにあり、特に不満も感じませんでした。
Gibsonの物や高い物に変更したらどの様に音に影響があるのか気になりますが、今のところはこれで満足しているので、良しとします。
(ミリ・インチ規格の違いなどはあると思うので、今後他のパーツを含めて吟味したいと思います。)
セレクタースイッチ:3way
3wayトグルスイッチ周りはこのような感じです。
スイッチプレートは黒文字になってます、これは金色にしたい。
スイッチ自体はちょっと安っぽい切り替え感で、ガチャガチャいいます。
マンガとかで切り替えているうちにボキッって折れるレバーみたいなガチャガチャ感…
あと、購入時は切り替えると音が出ない不具合がありましたが、接点復活剤を吹き掛けてガチャガチャしたら治りました。
背面
一応、裏面からスイッチを確認してみます。
バックパネルを外しました。
炭素系の導電塗料が塗られているようで、少し黒くなってます。
取り外さないと中身はどの様になっているか、分かりにくいですか激安パーツの様な華奢な感じではなさそうです。
こちら側も接点復活剤をぶっかけておきました。
裏面からボリューム、トーンポッドも見ていきます。
配線はそれなりですが、ハンダ付けは中国製とはいえ結構丁寧だとおもいます。
ALPHA(アルファ)の500kポッドが付いていました。
CTSとかでもないし、ヘソのあるものでもありませんが、こちらも悪いものではありません。
(現行はCTSになっている様です。)
激安ギターの極小ポッドより信頼性もあり、良い感じです。
ポットノブ:トップハット
ノブはトップハットノブになります。
こちらもチープさはあまりなく、良い感じです。
ただ自分は見た目はスピードノブが合いそうなので、後ほど変えたいポイントですね。
ジャック周りですが、プレートはプラスチックプレートが付いています。
気になった部分は部品交換でカバー(改造・交換)
下記は自分がEpiphoneを使っていて気になった部分を交換・改造したところをご紹介します。
ジャックプレートを金属に交換
本家のギブソンもプラスチックプレートが主流ですが、自分は強度と見た目が気になったので、金属パーツに交換しました。
気になる方、詳しく中を見たい方は上記の記事をご確認ください。
バックプレートを黒に交換
途中に見切れておりますが、バックプレートはクリームっぽい色から黒に変更しました。
個人的には黒のほうがカッコいい!
詳細は下記からご確認頂けます。
クルーソンタイプのロックペグに交換
弦交換が面倒くさいのと、クルーソンペグっぽい見た目のほうが好きなので、Musiclilyのロックペグに交換してみました。
Epiphone Les Paul Standardの評価・評判
こちらではネットの皆様のEpiphone Les Paul Standardに対する評価などを記載します。
ヤバTのこやまさんもデビューした頃はEpiphoneのレスポールを使ってましたよね。
自分は江ノ島エスカーのPVで喜多健さんがEpiphone使ってたのを見てから、Epiphoneのレスポールが気になって気になってしょうがなかったです。
実は黒のEpiphoneか、別のギターを買おうが悩んでます…
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボのEpiphone
以前、記事にしておりますが最近人気の「ぼっち・ざ・ろっく!」とコラボしたEpiphoneも出ています。
これはレスポールカスタムですが、黒と金のコントラストもカッコいいですよね。
(自分には全く似合わなそうなので、相当お買い得な物がない限りレスカスは買わなそうです…)
まとめ
いかがでしょうか。
自分はかなり安く買えたので、パーツ代だけでも元の取れてしまいそうなギターでした。
中国製ということもあったり、レスポールはストラトキャスターなどに比べて重かったりするので、最近はEpiphone(エピフォン)はあまり人気が無いように思えますが、弾いてみると、とても良いギターでした。
自分は家で弾くことしかないので、これで充分かなーと思えました。
最近はOrville by GibsonもEpiphone JAPANもおまけにMaestro by Gibsonも高くなってしまってますよね…
Gibsonも欲しいけど、ラッカーの手入れも大変そうですし、ネックが折れたらショックもデカそうなので、このEpiphone(エピフォン)を大事に使って行こうと思います。
以上、【レビュー】Epiphone Les Paul Standardを買った!評判や音質、価格、実体験を含めて詳しくご紹介!でした!
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