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【レビュー】YAMAHA PACIFICA612VⅡFM TBL(パシフィカ PAC612)を中古で買いました!【他のギターとの違いや、仕様など詳しく評価・解説】

5.0
【レビュー】YAMAHA PACIFICA612VⅡFM TBL(パシフィカ PAC612)を中古で買いました!【他のギターとの違いや、仕様など詳しく評価・解説】 ギター
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PACIFICA612VIIFMの外観

PACIFICA612VIIFM 正面
※コントロールノブだけ変えてしまってます。
PACIFICA612VIIFM 背面

外寸、重さ

ギターの外寸(縦)は実測で約99cmほど、重さは約3.4キロでした。重さについてはパシフィカでも個体差があるようですが、比較的軽い個体です。4キロ以上の多いレスポールタイプのギターよりかなり軽く感じます。

カラー

612シリーズは3種類ボディの色と装飾が分かれており、フレイムメイプルの「FM」シリーズが

  • インディゴブルー(IDB)
  • トランスルーセントブラック(TBL)
  • ルートビア(RTB)

の3色。

「FMX」に黄色のピックガードの

  • ファイヤードレッド(FRD)

塗りつぶしカラーの「X」に

  • マットシルクブルー(MSB)
  • ティールグリーンメタリック(TGM)
  • イエローナチュラルサテン(YNS)

があります。

林寸
林寸

MSBとYNSはボディ、ネック裏がサテンフィニッシュになってるそうなので、そちらが好みの方はこの2色をオススメします。

パシフィカを愛用しているプロギタリストの鈴木健治さん

色や音などについてプロギタリストの鈴木健治が詳しく解説している動画もあったので、より詳細が気になる方は是非こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

パシフィカ612のヘッド部分

パシフィカ612のヘッド

ヘッドはこんな感じです。

形状などはパシフィカは大体こんな感じですが、一応現行の最上位機種のため、112や212と違う部分が多々あります。

パシフィカ612のストリングガイドとペグ

612はストリングガイドが2つになっており、ペグがGroverのロッキングチューナー(ロックペグ)になっています。

ロックされてるので、いいんですがペグに1巻きもせずに弦が通されていました。新品っぽい弦だったのでとりあえず劣化するまではこのままで使おうと思います。

この固定方法だと数分で弦交換が終わりそうですね、ロックペグ様々です。

■追記

どうやら公式的にもこれでOKの様です。

自分も躊躇いなくこの方法でロックしようと思います。

パシフィカ612 グローバーのロックペグ
裏側はこんな感じです、グローバーってレスポールなイメージですよね。

なお、ストリングガイドの詳細は良く分かりませんが、摩擦抵抗が少なく良さそうな素材です。

そして、直近持っていたプレイテックもストリングガイドが2つでしたが、自分は2つのほうが好きっぽいです。

見た目的には伝統的なストラトキャスターだったら1個のほうがいいですが、こういうギターだからこそ2個でもカッコいいなと思えますよね。

ナットはGraphTech TUSQ

パシフィカのGraphTechナット

ナットは41mmのGraphTech TUSQです。

バリバリの中古ですが、ほぼ劣化は見られないですね。

112、212などについているナットはユリアというプラスチックでしたが、それは結構柔らかい素材でしたが、GraphTech TUSQは滑らかでしなやかな硬さという感じです。

また冒頭で購入候補に挙げていたFender MADE IN JAPAN TRADITIONAL 60S STRATOCASTERとパシフィカシリーズはナット幅が41mmでよくある42mmより1mm短くなってます。

個人的には41mmのほうがちょっとコードは押さえやすい気がします。

布袋寅泰さんとか、MIYAVIさんみたいな高身長で手が大きい人に比べて、一般ピーポーな素人おっさんには無理せず幅が狭いほうが良い気がしてなりません。

指板はローズウッドで、フレットもバリなし。

パシフィカ612 指板

保存状態によるかもしれませんが、指板のローズウッドはそこまで乾燥している感じではなかったので、そこそこちゃんとメンテナンスされてたのかもしれませんが、フレットのバリは全然ありません。

あまりこの辺は以前持っていた212などと違いはありません。

パシフィカは安いモデルでもしっかりしている印象です。

(22フレットのミディアムジャンボも下位モデル、上位モデルも同等です。)

フレットエンドの仕上げもYouTuberの人で上位機種は仕上げも良いような事を言ってる人がいましたが、大差ないと思います。

ただ例外として、結構ハードオフセカンドストリートなどの中古店で見かけるパシフィカは指板がパサパサになってしまって、白っぽい指板になってる個体をよく見かけます。

こうなってくるとバリが出てきてしまうかも知れません。

また自分は結構平らなイメージだったのですが、指板は350Rなので少しだけ緩やかなRがついてます。

真っ平らよりこれくらいのほうが握り込みしたときも違和感は感じにくいと感じます。

ネックの裏はグロスフィニッシュ

パシフィカ612 グロスフィニッシュ

写真ではいい感じに見えますが、個人的には胡散臭いくらい黄色いです。

スクワイヤーのClassic Vibeシリーズなどもこんな感じですね。

ラッカー塗装ではなく、ポリ塗装なのでそれは仕方がない点ですね。

自分はサテンよりグロスフィニッシュのほうが好きなのでこっちのほうが好きです。

気に入らなかったらヤスリがけしてしまっても良いかもしれません。(自己責任でお願いします。)

もしくは前文でも記載していますが、MSBとYNSはネック裏がサテンフィニッシュになっているのでそちらを選ばれると良いと思います。

木取りは板目。

最上位といえど、この価格なので仕方がありません。

また下位モデルもそうですが、Fenderよりも薄めで、Ibanezよりはちょっと太い、どちらかというとIbanezよりの薄めのネックです。

コンパウンドラティアスではないですが、充分弾きやすいネックだと思います。

ピックアップはSeymour Duncan

パシフィカ612 Seymour Duncan製ピックアップ

ピックアップは全てSeymour Duncan製です。

上からSeymour Duncan SSL-1、Seymour Duncan SSL-1 RwRp、Seymour Duncan Custom 5です。

SSL-1は何度か他のストラトに付けて結構扱いの難しいピックアップだなーと思ってたのですが、最近単純に安いギターばかり触っていのもあり、

改めて弾き手のニュアンスも出してくれるし、ストラトらしい音も出るし、無くなりがちな低温もしっかり出ていてやっぱり良いピックアップだなーと思いました。

センターピックアップのSSL-1 RwRpも逆巻きな事以外、フロントのSSL-1とほぼ同じく傾向で出力は弱めではあるものの、しっかりと低音まで出てくれるピックアップです。

ちなみに有名ですが、SSL-1はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト、ジョン・フルシアンテが使っているピックアップだと言われてます。

シグネチャーモデルではどんなピックアップになるのか謎ではあります。

パシフィカ612もピックアップ的にジョン・フルシアンテっぽい音はする気がします。

この2つは個人的にとても好きなサウンドなので、ちょっと気に入らなくなるとピックアップをすぐイジりたくなるおじさんにはパシフィカ612は安上がりな選択肢に感じます。

Fender系の音が欲しくなったらFenderを買えばいいやと思うことにしました。)

また冒頭にレスポールを買おうと思っていたと記載しましたが、フロントピックアップについてはストラト系のシングルピックアップの音の方が結局好きだなーと再認識しました。

(むしろフロントハムって使い方が分からないかもしれません。)

またシングルコイルではあるものの今のところノイズもあまり気になりません。

恐らく導電塗料などがキャビに塗布されていると思うのですが、弦交換の際に改めて確認してみようと思います。

で、リヤのCustom 5ですが、こいつが今のところは満足していますが、ちょっとパワーが低いのが気になってます。

以前、611の時にも記載したのですが、シングルピックとのバランスを考えられたり、コイルタップの音を考慮してなのかもしれませんが、ちょっと物足りない感じはします。

とはいえ、アンプのセッティングやエフェクター次第でしっかりと好みの音には出来るので、楽をしたくなるまではこのままで使い続けようと思います。

DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP100 BLACK SUPER DISTORTION
買ってまだ開けてもいないスーパーディストーション。

ちなみにですが、自分はDIMARZIO ( ディマジオ ) / DP100 BLACK SUPER DISTORTIONの音が好みだったりするので、まとまった時間がある時に付け替えて遊ぼうかなと思ってます。

またパシフィカにはコイルタップがついてます。

パシフィカ トーンノブ 通常時
トーンノブ通常時:ハムバッカーサウンド

パシフィカにはノブが2つついており、通常時はハムバッカーの音です。

これを引き上げるとシングルコイルピックアップの様な音になります。

パシフィカ コイルタップ
トーンノブ引き上げ時:シングルコイルピックアップの様な音

Custom 5は下位モデルのパシフィカのピックアップよりかなりシングルコイルピックアップの音に近い感じはとても良いです。

林寸
林寸

SSH(シングル・シングル・ハムバッカー)って完璧ではないけど、カバー出来る音色が多いのが良いですよね。

長く使い込んで行きたいと思います!

パシフィカ612 裏面

裏はカバーを外すとこの様になってます。

ピックアップに関連するセレクター、ポット部分は導電塗料が塗布されています。

これは112、212などのパシフィカの下位グレードよりも良くなっている点だと思います。

パシフィカ612 導電塗料

ただ配線やポットは特に212とは変わらない感じです。

パシフィカ212の配線などは上記の記事で確認出来ますので、違いが気になった方はそちらをご参照頂けると幸いです。

追記:パシフィカ612はキャビも導電塗料あり

YAMAHA PACIFICA612V II FM キャビネット

弦交換のついでにキャビティ内も確認してみました。

ポット部分同様に導電塗料が塗布されています。

ここも下位モデルとは違う点ですね。そのせいで色の表記などは、確認できませんでした。

YAMAHA PACIFICA612 ピックアップ裏面

またついでにですが、SSL-1にはちゃんと表記のあるシールが確認出来ました。

中古で買ってたので、確信が持てたので良かったです。

ブリッジはWilkinson VS50-6

パシフィカ612のブリッジ Wilkinson VS50-6

ブリッジはWilkinson VS50-6です。

安定性や弾きやすさは充分です。

またアームは中古で購入して付属されてなかったのですが、多分5.5mmなのか家にあったもので刺さりました。

(ブリッジはベタ付けにしてるので、アーミングはあんまり試してません。)

弦間は10.8mmで安ギターや、Fender Player Stratocaster、ギブソン系のギターは10.5mmで自分はしばらく10.5mmを使っていたので、結構広く感じます。

ですが、オルタネイトピッキングなどは広いほうが弾きやすいですし、ミュートもしやすく、自分にはこれくらいのほうが合っている様です。

なお、611HFM(ハードテール)は10.5mmのため、アーミングが出来ないけど10.5mmが良いという方はこちらを検討しても良いかもしれません。

自分はやはりトレモロユニットのほうが好きです。

また後ほど裏蓋を外してブロックなども確認したいと思います。

パシフィカ612 トレモロブロック

標準的はサイズのブロックが付いていました。

112、212などのパシフィカは極薄ブロックとなっていたので、価格なりのアップグレードとなっております。

4年くらい経過したブラックのボディ?

PACIFICA612VⅡFM トランスルーセントブラック(TBL)
トランスルーセントブラック(TBL)なんです、多分。

ボディはフレイムメイプルの貼られたブラック外観となっています。

材はアルダーで、見た目も基本的には212と同じ木目です。

ですか、この子は明るいところで見ると、画像の見たままな感じで、インディゴブルー(IDB)なんじゃないかと思うくらい退色しております。

パシフィカ612 背面
トランスルーセントブラック(TBL)だよな…(インディゴブルーにしか見えない…)

いや、これインディゴブルーでしょ!

自分は気になりませんが、気に方は塗り潰しカラーを選んでも良いかもしれません。

保存状態によるとは思いますが、黒系、赤系は退色が進むかもしれないです。

また総重量ですが、約3.4kgと結構パシフィカストラトタイプとしては重く感じる人も多い気がしますが、この子は割と軽量なのでじじいには優しい仕様なので、当たりだと思ってます。

購入したセカストの商品説明
ソース:ちょっと疑わしいので、あとでキャビも見てみるつもりです。
林寸
林寸

正直、自分は色にあんまりこだわりはないのでインディゴブルー(IDB)でも、トランスルーセントブラック(TBL)でもどっちでもOKです!(強がり)

でも、インディゴブルー(IDB)な気がしてます…

パシフィカ612の評価・評判

こちらではネットの皆さんのPACIFICA612の評価・評判を掲載します。

林寸
林寸

どのパシフィカもいい音しそうなのが、画像からも伝わってきますね!

安いパシフィカと比べてみた。

別の記事になりますが、上記では一番安いモデル「パシフィカ112V」と比較しています。

どちらを買おうか悩んでる方は合わせて見て頂けたらより理解が深まると思います。

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