先日、リサイクルショップを徘徊していたところ、安い金額で良さそうなストラトキャスタータイプのギターを発見しました。
今回はそんなノリで即購入してしまった、恐らく『Greco SE-500』をレビューして行きます。

Greco SE-500について

Greco SE-500の概要
- ボディ:セン?アガチス
- ネック:メイプル
- ペグ:オリジナル
- ピックアップ:オリジナル(PU-100W)
- セレクター:3way
- トレモロユニット:オリジナル
グレコのSEシリーズには、フジゲン製とマツモク製がある様で、筆者はあまり詳しくないですが、このギターはフジゲン製の様です。

ピックアップについては、恐らく「PU-100W」ではないかと思っています。
Greco SE-500のヘッド

まずヘッドについてですが、よく見るストラトキャスターのヘッドより大きいサイズになっています。

とはいえ、Fenderのラージヘッドよりは小さい印象で意外とスマートでバランスの良い印象です。

ストリングガイドは2つ。
トラスロッドの調整はネックの下からで、上の部分はフェイクです。

ナットは牛骨っぽいです。
現在、グレコから販売されている「WS-STD」と同様の40mmで、通常のFenderなどの42mmより少々、短くなってます。

これが弾きやすさに影響しているかもしれません。

41mmのパシフィカも筆者は弾きやすいと感じるので、手が小さいのかもしれません…


ペグはグレコのロゴが入ったオリジナルのもので、ロトマチックタイプですが、弦を差し込んで回すクルーソンタイプの様な構造です。

ネックプレートにはJに続いて数字、そして「メイドインジャパン」の記載がありました。
ちなみにネックを外そうと思ったのですが、筆者の力では回りませんでした。
ラッカー塗装ではないものの、固着してしまったのかもしれません。
(「そのほうがセットネックみたいな太い音になるかも…」なんて思って放置することにしました。)
Greco SE-500の指板

指板は恐らくローズウッドだと思うのですが、FenderのST-62と比較すると、赤みが強いです。

トラスロッドはエンド側で六角レンチで回すタイプでした。
またラウンドボード貼りになっていて、指板はFenderと比較するとかなりフラットな仕様になってます。

筆者的にはかなり弾きやすい仕様です!
Greco SE-500のボディ

ボディ材は木目から推測するに、恐らくセンだと思います。
アルダーなどに比べるとかなりハッキリした印象でアッシュ材に近い印象です。
ザグリは3Sで綺麗にカットされています。

フロントピックアップ部分の「w」については謎ですw

アッセンブリーはこんな感じで、ピックガードはしっかりとシールディングされています。

暗くて見にくいですが、ピックアップには「excel」という刻印がされています。

ピックアップカバーを3種類試してみましたが、どれも一致せず使えませんでした(泣)

スイッチは3wayなので、ハーフトーンは使えません。
ボリュームポットは確認し忘れましたが、トーンは250kのAカーブの様です。
配線材などはビンテージ仕様とは異なりますが、最近では見ないタイプばかりで丁寧に作られている印象です。
Greco SE-500のトレモロユニット

ハンガーに付いているアースも綺麗に取付けられています。
トレモロブロックはダイキャストではなさそうな綺麗な物が付いております。

ブロックには「メイド・イン・ジャパン」と「S.T.C」と記載がありました。

サドルは昨今の安ギターでも見るような形状ですが、弦の動きがとても良い気がします。
Greco SE-500の音・サウンド
恐らくほぼ同じ仕様のギターの演奏をアップしている方がいたので、そちらを紹介させて頂きます。
海外向けにジャパンビンテージギターを販売している埼玉県のお店「tenokuni-japan」さんがYoutubeで公開しています。

筆者的にはFenderとは違うけど、国産らしい素直な音で扱いやすく、優しい印象の音でした!
まとめ:USAビンテージと違う面白さのあるジャパンビンテージ

いかがでしたでしょうか。
筆者はこのギターを改造して使っていきたいと考えているのですが、せっかくのオリジナル状態を崩してしまうのも如何なものかと悩んでいます…
筆者は偶然、遭遇出来たので良かったのですが、ストラトキャスタータイプはイジりたくなってしまう性分なので、ビンテージ系には向いてないかもしれません…
また弾きやすさは抜群なので、グレコのレスポールタイプも欲しくなってしまってます…
まとまりませんが、グレコのギターはとても良いギターということは間違いないです!
筆者はフジゲン製のギターが好きなので、当たり前かも知れませんが(汗)


あと、JVシリアルのSquierより、グレコのほうが個人的には気に入りました。
というわけで、以上、【ジャパビン】Greco SE-500を買った話。【ジャパンビンテージギターをレビュー】でした!

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