皆さんはハードオフ好きでしょうか!?
自分は結構な頻度でハードオフを含め、リサイクルショップに行くヘビーユーザーです。
また、2024年は抽選に通り『ハードオフアンバサダー』を一応やらせて頂いてます。
今回はハードオフでなかなか良いお宝『Squier by Fender CST-45』を発見したお話を記載させて頂きます。

ハードオフのジャンクコーナーで発見!

いつも通りジャンクコーナーを見に行くと、めっちゃギターが増えててびっくりしました。
で、いつも改造ベースに使えそうなギターを探しているのですが、その中で発見しました。
ジャンクの理由はジャックの不良。
「これだけだったら簡単に治りそうだし、なんか雰囲気も良いから買ってみよう。」
という感じで買ってみたら、ネックプレートにはJVと入ってました!
家に帰って調べてみたら、ハードオフのECサイト『オフモール』ではなんと19万円で出品されていました。
(状態なども違うので、金額については店と買う側の裁量だと思いますが…)
そんなギター『Squier by Fender CST-45』をじっくり見ていきましょう。
『JVシリアル』が人気の理由

『JVシリアル』ですが、Fender Japan創立期の最初のシリアルがJVから始まることから人気があります。
その廉価ブランドとして立ち上げられたSQUIERにも『JVシリアル』は存在してまして、どうやらFender JapanもSquierも立ち上げのゴタゴタから共通のパーツを使っていたりします。

ピックアップなどアッセンブリーは流石に違うと思いますが、木材パーツはほぼ共通という印象です。
またビートルズのジョージハリスン、イングウェイマルムスティーンらの使用歴があることから非常に人気がある様です。

Squier by Fender CST-45の概要

一見、綺麗そうに見えますが、結構ダメージの多いのが、今回の個体の特徴です。
結構、ずっしりとした古き良き素材を使ってそうな印象は受けました。

Squier by Fender CST-45のネック

ネックはまずラージヘッドのメイプル指板です。

表側にはストリングガイドが2つ付いていて、トラスロッドはブレットナットです。
弾丸(ブレット)のような形をした特徴的なナットなのでこの様に呼ばれています。
(70sとしては、定番な仕様ですね)

裏はこの様な形で青い『50』のシールが貼られていました。
ペグは謎でしたが、ゴトーのものに近い印象のクルーソンペグの差し込み口で、回す側がロトマチックペグが付いてます。

指板もかなり木目がハッキリしていて、好きな人には、たまらない感じですよね。

シェイプはCシェイプっぽいです、SquierのClassic vibeとは違う良い雰囲気を感じました。

ネックジョイント部分はこんな感じ。

底の部分には何かナンバーらしきものが、書かれてました。

Squier by Fender CST-45のボディ周り

いきなりですが、外してみました。
意外とアッセンブリーも悪くない印象です。
ピックアップザグリはSSSです。

ちょっと塗装は雑ですが、ジョイント部分は綺麗です。

別角度からみると、ちょっと塗装が割れてしまってます。ネックはしっかりフィットしていて造りはしっかりしています。
アッセンブリーに戻ります、ピックアップはちょっと配線は心もとない感じです。

でも、ちゃんとしたアルニコマグネットが使われてます。ボビンもなんか雰囲気あります。サウンド的には出力低めな感じがしました。

セレクターは5wayで『DM−50』でした。
カチカチしなくてスムーズなセレクターです。
↓これだけでも結構なお値段です。


ポットは250kのものが付いていました、シールディングはここだけ。

コンデンサーは安ギターの定番クロレッツみたいなやつ。配線も心許ないですが、国産の古いものは結構こういう感じが多い気がします。
上記のFERNANDES(フェルナンデス)もポット、コントロールはこんな感じだったと思います。

トレモロユニットのインナーブロックは激薄ではなく、ちゃんと厚みのあるものでした。

ジャックには『JAPAN』という刻印入り。
調整したら普通に使える様になりました。

そして、ボディに入った傷をみると、塗装はそれほど厚くない印象です。

アルダーなのか、アッシュなのかは分かりませんが、なんとなく重さや色、木目的にもアッシュなのかな?という感じがしました。

『JVシリアル』の評価・評判
下記ではネットの皆様の『JVシリアル』の評価・評判などを掲載します。

昔から気に入って使われれてる方のコメントなどは胸に来るものがありますね!
Squier by Fender CST-45についてのまとめ

いかがでしょうかか。
良い時代の良いギターと言う感じはあり、現在では中々同価格では作れない代物という印象と、やはりジョージハリスン、イングウェイマルムスティーンも手に取っていたことも頷ける感じです。
ただ、筆者の感想としては、ちょっとプレミアが付きすぎているのではないかとは思います。
状態によるとは思いますが、価格次第では現行品のMIJ Fenderも買えてしまうと言う点では、巡り合わせが良ければ買いだとは思いますが、「プレミア価格で手に入れる程ではないかな?」というのが正直な感想です。
とはいえ、やはりベースは良いので本当は改造して使いたかったのですが、オリジナルパーツも多そうだったので、筆者は既に手放してしまいました。
それでは、今回も備忘録となりましたが、ハードオフで『JVシリアル』のSquier by Fender CST-45を見つけてしまった話。【ジャパンビンテージギターを細かく観察】でした。

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