最近は家用のアンプのベストを模索している筆者(@666kimura)です。
ギター自体はやはりストラトキャスタータイプが壊れにくく、雑に扱っても罪悪感が少なくてやはり良いなと最近は思ってます。
そんなズボラな筆者が結局、たどり着いた島村楽器でかつて販売されていた不人気シリーズ『CoolZ(クールジー)』のストラトキャスタータイプについて記載して行きます。
ロゴはダサくても、お値段以上のクオリティのギターです!
『CoolZ(クールジー)』とは?
まずは『CoolZ(クールジー)』について記載します。
『CoolZ(クールジー)』は島村楽器さんが販売していたブランドの1つで現在はHistory(ヒストリー)に統一されました。
HistoryのCZと付くタイプがHistoryのCoolZに当たるモデルです。
しかしながら、原材料の高騰などにより、CVと付くモデルより、『CoolZ(クールジー)』のほうが内容としては良い物になっています。
そして読み方は高級ギターブランド「ATELIER Z」(アトリエ ズィー)にちかい「CoolZ」(クール ズィー)だと思われます。
ちなみに筆者はクール爺と読んでます、はい。
中古でしか手に入らないため、状態などに左右はされますが、概ね『CoolZ(クールジー)』はコストパフォーマンスが高いです。
『CoolZ(クールジー) ZST-10M』のスペック
今回手に入れたこちらのギターは楽天市場の島村楽器さんで購入しました。
購入価格は約3万円でしたが、発売当時の販売価格は税抜7万5千円だそうです。
CoolZ(クールジー) ZST-10Mの概要
- ボディ:アルダー
- ネック:ハードメイプル1P ソフトVシェイプ
- フレット:C.F.S.22F
- スケール:648mm
- ペグ:GOTOH SD91-05M
- ナット:牛骨
- ピックアップ:VS-62FAT
- ブリッジ:TP-S6D/Cr
島村楽器のプライベートブランドですが、『フジゲン製』です!
フジゲン製のため、造りはしっかりとしており、ほぼNeo Classicに近い仕様です。
下記からは細かい部分を見ていきます。
めちゃくちゃ嫌われているCoolZ(クールジー)のヘッドロゴ
まずはヘッドから見ていきます。
とにかく忌み嫌われているのがこのロゴ。
個人的には全く気にならない…
(だから買っているわけでもありますが…)
むしろ遠目に見たら「ATELIER Z」(アトリエ ズィー)ですw
ヘッド形状はFGNのNeo Classicなどと同じ形状でFenderのストラトよりシャープな印象です。
ヘッド裏にはC.F.S、ペグはGOTOH SD91-05Mがついてます。精度も申し分ないです。
CoolZ(クールジー)のナットと指板
CoolZ ZST-10Mのナットは牛骨で高さも適正です。元々、出荷時は10-46の弦が張られていたようですが、筆者が購入した個体は09-42弦が張られていましたが、しっかりと調整されていたので問題なく使用できました。
フレットはミディアムジャンボフレットで、C.F.Sのため、若干「円弧」になっています。
C.F.Sの特徴
1. 各弦と各フレットが直角に交差するため、単音においてもコードにおいても音の抜けがよく、音の立ち上がりも良くクリアーなサウンドが得られ、アンサンブル時の存在感も高まります。
2. サスティーンが豊かになります。
https://mi.fujigen.co.jp
フレットの打ち直しなどは大変そうですが、ピッチやサスティーンは長い感じがして、個人的にはFenderのギターより弾きやすく感じます。
CoolZ(クールジー) ZST-10Mのボディ周り
ボディはアルダーでストラトらしい形状です。
塗装はポリウレタンっぽいですが、非常に綺麗で割れた部分を見ても塗装が薄い事が分かります。
塗装を含め、本当に国産らしい丁寧な造りです。
ネックジョイントは4点止でヒールカットされています。ハイフレットもめちゃくちゃ弾きやすいです。
FenderのAMERICAN PROFESSIONAL IIもほぼ同じ様な形状を採用していて、理にかなった構造なのが分かります。
そしてバックパネルはスプリングとブロックが見えるタイプです。
同じCoolZでも中古市場でも流通量の多いCool Z ZST-1というギターがあるのですが、この点で見分けられます。
(Cool Z ZST-1はスプリングの部分カバーが覆われている普通のタイプです。)
今は手元にないですが、ブログを始める前、「Cool Z ZST-1R」というローズウッド指板のモデルも購入していました。
トレモロユニットはTP-S6D/Crという物で、素材などは不明ですが、安っぽさはあまりないです。
インナーブロックも綺麗で標準的なサイズです。GOTOH製なのかな?
ZST-10Mのアッセンブリー
ネジを外してアッセンブリーを見ていきます。
ピックガードは綺麗にシールディングされているタイプで、ピックアップは『VS-62FAT』というものがついています。
恐らくCoolzオリジナルのピックアップですが、これが結構良いです!
『CoolZ(クールジー)』にハマりローズウッド指板のモデルも購入!
ZST-10Mを買った後、何故かほぼ同じ機種であるZST-10Rも買ってしまいました!
宜しければ、上記リンクもこちらと合わせて見てみてください。
CoolZ ZST-1とZST-10の違い
ちなみにではありますが、下記画像は以前持っていた「Coolz ZST-1R」のアッセンブリーなのですが、販売価格が1万円くらい安いのですが、ピックアップの配線もグレードアップしていて、出力も上がった様な印象です。
出力が高いと言ってもストラトらしさは失っておらず、Fender Japanで言うところの普通のST-62とST62-TX の様な違いがあります。
ZST-10は音の傾向としては、テキサススペシャルに近い印象です。※個人の感想です。
Cool ZというとYouTubeでも、手に入りやすい(恐らく安いから売れた)ZST-1Rが多く見られますが、ZST-10RかZST-10Mのほうが全然良い音だと思います。
ZST-1はかなり素直な音で、素の音と言う感じがしました。
あとチラッと両方見えておりますが、ボディ側に導電塗料も塗られているので、非常にローノイズになっていますし、ハイ落している印象はありません。
『CoolZ(クールジー)』の評価・評判
こちらでは『X』での皆さんの『CoolZ(クールジー)』についての評価を見ていきます。
皆さん概ね良い意見が目立ちますが、ロゴに対する評価は低いですね…
まとめ:『CoolZ(クールジー)』は高コスパ
ざっくりとまとめますと、CoolZ ZST-10Mは
- 中古で安い!
- 国産らしい造り!
- パーツも妥協なし
と言った感じです!
ただロゴはダサいです…
ぜひ皆さんも何処かで見つけたら触って見てください。状態によるとは思いますが、これから始める方にも、改造ベースを探している方、フジゲンの安いギターを探しているという方にはオススメ出来ると思います。
以上、ロゴがダサくて人気のない『CoolZ ZST-10M』を買った!生産終了の国産ギターの使用感や評判など細かく解説!でした。
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