CoolzやHISTORY、島村楽器のフジゲン製ギターが好きな筆者(@666kimura)です。
今回は買った物の直ぐに手放してしまったHISTORY CV-SV/Rについて記載します。
HISTORY CV-SV/Rについて
HISTORY CV-SV/RのSPEC
ボディ:バスウッド
ネック:ハード・メイプル 1P(Uシェイプ)
指板:カリマンタン・エボニー
今回、手に入れたHISTORY CV-SV/Rについては中古で購入し、結構部品が変わってしまってました。
このCVというのはCool ZがディスコンになりHISTORY CZシリーズと言う形リニューアルされました。
それの廉価版として発売されたCVシリーズというモデルです。
そのため全体的にCool Zのほうが、ウッドマテリアル的には良いというのが手に取った瞬間思った感想でした。
多分ですが、島村楽器のHPを見ても明確なことは記載されてなかったのですが、コストを見直すため、生産は海外で行い、組み込みは日本というのがこのシリーズだと思います。
(あくまで主観ですし、個体差、音、優越ではありませんのであしからず。)
HISTORY CV-SV/Rの細かい部分
ロゴはCool Zがあまり評判は良くなかったので、HISTORYになり良くなったのかもしれません。
個人的にはどっちでも良いかなとは思います。
指板はカリマンタンエボニー。
カリマンタン・エボニーは、インドネシアのカリマンタン島が産地で、堅く粘りがある木材の様です。
他の黒檀よりも茶色や灰色掛かった色味と多種多様な模様が表れ、表情豊かな黒檀になります。
株式会社ディバイザー
比重は1.15。ギターに使用される木材の中でも重いと言われるハカランダやブラックエボニーよりも重く、耐久性に優れる木材として指板に使用されることがあります。(ハカランダの比重:0.85 ブラックエボニーの比重: 0.86~0.98)
ローズウッドより高音が出そうな感じで、見た目もローズウッドに近いので、最近多いパーフェローや、インディアンローレルより好みでした。
後ろから見ると特徴的なのは、ヒールレスカットされたネックジョイント。
これはCool Zなどと同じです。
そして、スプリングカバーはトレモロスプリングとブロックが見えるタイプです。
最後にアッセンブリーを外して、ザグリを確認しました。
導電塗料が塗布されていて、形状はHSH。
ピックアップを変えたくなった時には便利な構造ですし、良いですね。
バスウッドボディは軽くて取り回しも良く、癖はないし、塗りつぶしカラーであれば木目も気にならないので、良い印象でした。
フジゲン(FGN)、HISTORYなどと一部共通のパーツが使われている?
余談ではあるのですが、筆者は記事制作時現在、FUJIGEN(FGN/フジゲン) Neo Classic のNST100をメインで使用しています。
この個体にはピックガード、スプリングカバーなどは穴が共通で使用出来ました。
新たに穴を開ける必要なくパーツを流用出来たので、筆者としては良かったです。(あまりする人もいなそうですが…)
ただ、ピックガードの裏面は一部シールディングはされてていなかったのと、素材なのか厚みなのか、元のピックガードや、Cool Zのものよりは、やはりコスト削減はされている印象でした。
まとめ:HISTORYはやっぱり良い
木材の高騰などもあり、新品で同じようなギターを探しても結構なお値段がする昨今ですが、HISTORYはやはり作りは良いですし、中古市場であればお安く手に入ることも多いです。
最近のモデルでは、悲しいことに更にコストカットが進んでいる印象がありますが、この辺までが筆者的には価格と内容が伴っているギターかな?と思うモデルでした。
機会があれば、最近のHISTORYも欲しいなとは思ってますが、中々手は出しにくくなっています…
余談ではありますが、最近の似たようなスペックのものであれば、筆者ならSquierのClassic Vibeの中古を購入するかもしれません。
持った印象としては、HISTORY(ヒストリー) CV-SV/Rは良いのですが、Classic Vibeに似たような印象を受けて、手元にずっと無くても良いかなーと思って手放してしまいました。
以上、HISTORY(ヒストリー) CV-SV/Rを買った話。【細かな部分などを詳しくレビュー】でした。
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