年の瀬ですが、また新たなギターをゲットしてしまいました。
(購入してからなんやかんやで、一ヶ月くらいは経過してますが…)
EDWARDS(エドワーズ)のE-SE-87R/LTというストラトキャスタータイプのエレキギターです。
色々と特徴のある面白いギターなので、今回は今回ゲットしたEDWARDS E-SE-87R/LTについてレビューを記載して行きます。
EDWARDS(エドワーズ)とは?
まずEDWARDS(エドワーズ)について記載します。
EDWARDS(エドワーズ)はESPの下位ブランドです。
まずESPは
日本楽器製造を経てフジゲンでグレコの設計を担当する椎野秀聰が、渋谷尚武、moon創業者のMoony K Omoteらと共にギターメーカーとして1975年に創業した
Wikipedia
という歴史のあるギターブランドですが、どんどん値段が高くなってしまい下位ブランドとしてEDWARDS(エドワーズ)が登場しました。
下位ブランドといっても本家のESPのギターと同じシリーズなどを出しており、ピックアップまで同じ物が載っているにも関わらず、ESPは30万円、EDWARDSは10万円くらいで販売されていたりします。
ESPは価格からしても良い材や完全ハンドメイドで製作されていますが、EDWARDSはある程度量産で制作されています。
筆者は別にバンドもしてませんし、正直「これくらいで充分だよなー」と思って購入しました。
ちなみにEDWARDS(エドワーズ)の下に、GRASS ROOTS( グラスルーツ )というESPの最下位ブランドガあり以前、Hi-STANDARDの横山健さんのシグネチャーも持っていました。
造りはやはりEDWARDS(エドワーズ)のほうが良いです。
EDWARDS(エドワーズ)は現在はパーツは海外で制作し、組み込みを日本で行っているモデルが多い様です。
(EDWARDS E-SE-87R/LTには記載はないですがMADE IN Japanらしいです。)
Fender JapanもCrafted in Japanからは同様の工程らしいですが、島村楽器販売のHISTORYのリーズナブルな価格帯も同様の工程の様ですね。
MADE IN Japanといっても全て日本で行うにはかなりのコストがかかってしまうと言うことでしょうか。
E-SE-87R/LT購入経緯
ずばりPACIFICA612を使っていてやっぱりリアがシングルコイルのものが欲しくなったからです。
以前、PACIFICA612を購入した時もFenderのMIJを購入しようかなーと思ったりもしたのですが、Fender Japanってポッドが小さいものがついてたりなんかコスパが悪いなーと思って中々手が出ないんですよね。
正直、Fender Playerでも全然良かったのですが、見た目で欲をいうと62年のストラトっぽいほうが良くて、そんなこんなで今回はE-SE-87R/LTに手を出してみました。
EDWARDS E-SE-87R/LT:仕様・スペック
- Body: Alder
- Nut: Bone
- Bridge: T-200V
- Tuner: GOTOH SD91-05M
- Pickup: Seymour DuncanSSL-1 x2, SSL-3 x1
- Scale: 648mm(25.5inch)
- Width at Nut: 42.0mm
- Finish: ラッカーテイスト
ラッカーテイストとは?
EDWARDS(エドワーズ) E-SE-87R/LTは昔出ていたラッカーテイストシリーズのギターです。
ラッカーテイストとは塗装の最終工程にラッカー塗料を使用して、独特の質感を再現しているシリーズです。
下地はポリで、フィニッシュがラッカーということらしいです。
メリットはラッカー塗装が経年変化により、半つや状態に移行した風合いを再現するところにあります。
デメリットは大きくはありませんが、完全なラッカー塗装ではないので音に与える影響や、ダメージの風合いはオールラッカーのギターの様にはならないことですかね。
ただ自分の技量ではその質感を画像で再現するのは中々難しいです、直接見ると半艶で、まあラッカーっぽいなーという感じです。
また最近のFender USAもレギュラーラインはこれと同じラッカーフィニッシュになってるしまっています。
あと国産で人気のMomoseやCrews Maniac Soundもラッカーフィニッシュです。(安いモデル)
オールラッカーのストラトキャスタータイプで比較的お手頃なのは「Fender Highway One」、「Fender Road Worn」とか「Van Zandt STV」とかですかね。
そんなこんなで中古市場では、数年前はもっと安い印象だったラッカーテイストシリーズが、結構値上がってる印象です。
主観ではありますが、綺麗なポリもいいですが、ラッカーフィニッシュのツヤ感もちょっとエモい感じでカッコいいです!
ネックにはシムが入ってました。
ネックポケットはかなり綺麗に処理されていて、ネックがピッタリとハマり、隙間なくフィットしてました。
遊びが少なすぎるくらいだなーと個人的には思いましたが、木なんで多少は伸縮も加味して自分はゆとりがある方が安心出来る派です。
なんか染みてそうなのは何なんでしょうか(苦笑)
が、、、
ネックを外してみるとシムが入ってました。
この厚紙、恐らくダダリオ弦の箱ではないかと思われます。
多分、どっかで調整を行った際に入れられた物っぽいです。
無くても調整して大丈夫そうだったので、外してしまいました。
ピックアップはSeymour Duncan、ボディにシールディングはなし
フロントとセンターはSSL-1でPACIFICA612とこの2つは同じ構成です。
弾いてみると、PACIFICA612に比べてノイズが多いので、速攻開いてみたところシールディングはありませんでした。
聴き比べると音の差はあまりない印象ですが、
PACIFICAはノイズがなくて素直な音。
E-SE-87R/LTのほうがハイが綺羅びやかな印象。
を受けました。
自宅で弾く分にはどっちでも良いかもしれません。大きいアンプでスタジオなどで聞いたり、宅録する方であればシールディングされているギターを選ぶか、シールディングするのが良いと思います。
リアはSSL-3で以前、SSL-1をリアに載せたギターを使っていたのですが、それよりかなり良いです。
レインボートーン(カスタムモード)が使える
あとセンターピックアップのトーンがプッシュでカスタムモードにシフトでき、フロントとリアのミックストーン、また全ピックアップの同時出力が出来ます。
フロント+リアのミックスはジャズマスターやテレキャスターの様な音を再現したり、レスポールなどでセンターを使ってるギタリストの曲などではちょっと近づけた音色が可能になっているのは、このギターの大きなメリットです。
配線など、ご興味のある方は下記のリットーミュージックさんのページをご参照ください。
ちなみにエドワーズのラッカーテイストシリーズで自分の買った「E-SE-87R/LT」の次のモデル「E-SE-93R/LT」は同様の機能ですが、最終モデルのストラトキャスタータイプ「EDWARDS/E-SE-100R/LT」は隣り合ったピックアップとのシリーズ接続サウンドが使える疑似ハムバッカー仕様になっています。
トレモロユニットはT-200V
トレモロユニットはESPのロゴが入ったT-200Vです。
これは中古で購入して仕方がなく妥協した点なのですが、何故か一本だけFenderの物に変えられていました…
RAW VINTAGE (ロウビンテージ)RVS-112に交換
詳しくは上記の記事で記載していますが、やはり納得が行かず交換しました。
ESPの文字が全て揃ってれば良かったのですが、格安だったので致し方ないとします。
右往左往しましたが、RAW VINTAGE (ロウビンテージ)は結果として、とても良かったので全体的に良かったと思うことにします。
まとめ
後ほど追記を行って行く予定ではありますが、ざっとEDWARDS(エドワーズ) E-SE-87R/LTについて記載してまいりました。
何かご質問等があれば、お気軽にコメント頂ければ幸いです。
以上、【ラッカーフィニッシュ】EDWARDS E-SE-87R/LTをゲット【ラッカーテイストシリーズのエレキギターをレビュー】でした。
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