テレキャスターがマイブームだった時(過去形)にたまたまGreco WST-STDを発見し、購入しました。
今回はジャパンヴィンテージで有名なメーカーグレコの本当に国産なのか若干、怪しいGreco WST-STDについてレビューします。
Greco WST-STDのスペック

色や雰囲気はとても良いのですが、細かな部分がちょっとエントリーモデルという印象が拭えないギターでした。
| Body | Basswood |
|---|---|
| Neck | 1 Piece Maple |
| Neck Joint | Bolt-on |
| Fingerboard | Rosewood or Maple / 250R |
| Nut | Bone |
| Nut Width | 40mm |
| Scale | 648mm |
| Frets | 22 |
| Pickups | Greco Original WST-S N (Neck), Greco Original WST-S B (Bridge) |
| Controls | 1 x Volume, 1 x Tone, 3-Way Pickup Selector Switch |
| Finish | Polyester |
ネック周り

ヘッドはこのような形状で、ナットはとても綺麗でした。
ペクはロトマチックタイプで、ストリングガイドは1個。
ヘッドからトラスロッド調整可能になってます。

裏側はこの様な感じで、グレコオリジナル仕様のペグになってます。
ペグは違和感もなく、良いのですがわざわざコレじゃなくても感はあります。

指板はローズウッドぽいです、そしてフレットはミディアムジャンボっぽい感じです。
ナット幅の狭さも相まって、弾いた感じでは、とても弾きやすく、「指が疲れにくいなー」もいう印象はあります。
ただそれは良くも悪くも他と違いがあり過ぎるような気もします。
パシフィカくらいが自分は好みです。

厚みも薄くUシェイプっぽい感じで誰でも弾きやすさは感じやすいのではないでしょうか。

ついでにネックジョイント部分ですが、プレートはなくボルトのみです。
よくFender系が好きな方はプレートで音が変わるといいますが、自分はよく分かりません。
ボディ周り

ボディは若干小さく、バスウッドも相まってかなり軽量になってます。
軽いテレキャスタータイプを探している方には良いかもしれません。

ピックガードを外してみました。
ハムバッカーは厳しそうですが、P-90タイプなら入りそうなサイズのザグリです。

ピックガードはシールディングなし、ビンテージ系の配線でセラミックではないタイプのピックアップです。
フロントピックアップはいい感じです。

リアはこの様なタイプで銅板からアースを取っているので、テレキャスターによくあるブリッジにアッセンブリーからのアースはありません。
ピックアップを変える場合、アースは足さないとです。
そして、リアは結構マイルドな印象でもうちょっとテレキャスターらしくても良いかなと自分は思いました。
ブリッジは10.8mmの弦間ピッチっぽかったです。

続いてコントロール。
スイッチは非常に安っぽい、ポッドも安っぽいです。
そこにピックアップの配線だけビンテージタイプというなんかこだわったのか、妥協したのかよくわからないしない仕様です。
コンデンサーは国産などっぽい物が付いてます。

そして、ジャック周り。
プレートはプラです。

非常に華奢な配線とチョット頼りないジャックですね…
総評:Greco WST-STDは安ければ買い!

自分はこんな感じで車で使えたらと思い、Greco WST-STDを購入してみましたが、軽くてそれなりにはよかったです。
でも、公式では「メイドインジャパン」と記載がありましたが恐らく組み込みだけが日本なのではという感じの違和感はありました。
完全に国産の様な高級感はないです。
以前持っていたGreco SE-500の様な良さはあまり感じられませんでした。
とはいえグレコっぽい感じはデザインだったり、弾きやすい点に感じることは出来ました。
Greco WST-STDの前に買っていたプレイテックと比較するとかなり良く、Fender Japanにチョット近いかなという感じはありましたが、良くも悪くもグレコです。
以上、Greco WST-STDをレビューでした!



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