「中古で買った車のハイブリッドバッテリーの状態が知りたい。」
「ディラーの診断は高いから受けたくない。」
そう考える方は多いのではないでしょうか。
筆者(@666kimura)はまさにその様な理由で今回ご紹介するOBD2ツールを購入しました。
というわけで、今回はOBD2ツール『NEXAS Nexlink』について記載していきます。

『NEXAS Nexlink』について

まずOBD2ツールについてですが、下記の様な物になります。
OBD2ツール(オンボードダイアグノスティック2)は、自動車の診断システムに接続してエンジンやその他のコンポーネントの状態を監視・診断するための機器です。OBD2ポートはほとんどの車両に装備されており、エンジンの故障コード(DTC)を読み取ったり、リアルタイムのセンサーデータを表示したりすることができます。
OBD2ツールの主な機能:
- 故障コードの読み取りとクリア:
- 車両のECU(電子制御ユニット)からのエラーメッセージを取得し、不具合の特定と修正が可能。
- リアルタイムデータの表示:
- センサーからのリアルタイムデータ(エンジン回転数、スロットルポジション、温度センサーなど)をモニタリング。
- 走行データの記録:
- 車両の走行データを記録し、後で分析することができます。
- エミッションテストの準備:
- エミッションテストの前に車両が通過できるかどうかを確認するのにも使われます。
- 自動診断機能:
- 一部の高度なツールは、自己診断機能を持ち、システムの問題を自動的にチェックできます。
OBD2ツールの種類:
- ハンドヘルドタイプ:ポータブルデバイスで、簡単に車両に接続して使用できる。
- スマートフォンアプリ:BluetoothまたはWi-Fiアダプタと連携し、スマートフォンでデータを表示するもの。
- PCソフトウェア:車両をコンピュータに接続して詳細な分析を行うためのソフトウェア。
有名なOBD2ツール:
- ELM327:最も一般的なOBD2アダプタで、多くのアプリケーションと互換性があります。
- Launch X431:プロフェッショナル向けの高度な診断ツール。
- Autel MaxiCOM:豊富な機能を持つOBD2診断ツール。
OBD2ツールは、自動車のトラブルシューティングだけでなく、メンテナンスや性能の向上にも役立ちます。自動車のメカニズムに関心がある方は、ぜひいくつかのツールを試してみると良いでしょう。
AmazonなどECサイトでは様々なタイプのOBD2ツールが出ていますが、なぜ『NEXAS Nexlink』を買ったかと言いますと、自分はZVW30プリウスに乗っていて、『Dr. Prius / Dr. Hybrid』というアプリを使いたかったのですが、こちらで検証されているOBD2ツールの中で最も安く信頼性が高かったので、『NEXAS Nexlink』を購入しました。
下記は『Dr. Prius / Dr. Hybrid』のOBD2ツールについてのページです。
で、前置きが長くなりましたが、『NEXAS Nexlink』についてです。

かなり小型で全然、邪魔になりません。
パッケージも見出しの次に出しましたが、小型で綺麗なパッケージでした。
そして価格は3000円程度なので、ディラーでバッテリー診断を受ける金額で買えちゃいます。

30プリウスでの使い方

自分の乗っている30プリウスの場合になりますが、使い方をご紹介します。
と言ってもほぼ上記の画像の通りです。
30プリウスの場合、ボンネットを開けるレバーの横に白い部分があります。
そこに『NEXAS Nexlink』挿すだけです。

この状態でBluetoothが検知できるようになり、『NEXAS Nexlink』側は使える状態になっています。

スマートフォン側のペアリングコードはデフォルトは「1234」でした。
ペアリング後、アプリを開くと使用できる様になります。
ちなみにですが、ここの電源はエンジンが掛かっていない状態でも使えるので、ずっと挿したままにして、長時間が経つとバッテリー上がりの原因になる可能性があるので、使わない時は外しておいたほうが良いそうです。
『Dr. Prius / Dr. Hybrid』でのバッテリー診断結果

『NEXAS Nexlink』をAndroidスマートフォンにBluetoothで接続し、インストールした『Dr. Prius / Dr. Hybrid』を開きます。
途中は割愛しますが、自分のプリウスの診断結果は
- 数値が高いほど劣化の進んでいるΔ(デルタ)SOCは『0』(正常)
- 各セル(#1から#14)の電圧は全て16ボルト以上、ばらつきは少ないので、安定した状態

ということなどが見ることが出来ました。
ちなみにスマートフォンで横画面にすると、各セルの状態がわかりにくいので、タブレットなどであれば横でわかりやすいですが、スマートフォンは縦置き仕様がメインになると思います。
ちなみにですが、『Dr. Prius / Dr. Hybrid』はプリウス専門店の共栄ジャパンさんでも使用されているので、信憑性は申し分ないと思います。
まとめ:『NEXAS Nexlink』(OBD2ツール)があれば車の正体が丸裸に!!

『NEXAS Nexlink』(OBD2ツール)があればハイブリッドバッテリーの状態も確認出来ますし、その他今回は詳しく記載しませんでしたが、水温や回転数なども確認することが可能になります。

プリウスにはタコメーターも水温計もないので、事前に調子を判断するのには便利です。
筆者がS15シルビアに乗っていた時は、エアコンの吹き出し口に水温・油温・ブースト計を入れるのが流行ってましたが、今はOBD2ツールとデバイスがあれば全て完結してしまうんですね…
また筆者はAndroidスマートフォンユーザーですが、アプリは『Dr. Prius / Dr. Hybrid』と『Hybrid Assistant』を使用しています。
(どちらも無料)
おすすめのアプリや、なにか状態があれば気軽にコメント頂ければ幸いです。
以上、30プリウスのハイブリッドバッテリーを診断してみよう【OBD2ツール NEXAS Nexlinkを購入】でした!

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