色々なギターを触ってきましたが、「飽きずにずっと使えるギターが欲しいなー」なんて思いよく行くハードオフにVan Zandtがあったななんて思い出し試奏してきました。
自分の記憶用でもありますが、同じくVan Zandt(ヴァンザント)のギターが気になっている方の参考になれば幸いです。
ちなみに今回はストラトキャスタータイプとテレキャスタータイプの2本を見てきましたので、その2本については記載して行きたいと思います。
Van Zandt(ヴァンザント)とは
Van Zandt(ヴァンザント)は元々は80年代末に発足したピックアップメーカーだそうです。
Seymour DuncanとかBill Lawrenceもピックアップメーカーですがギターを販売してた時もありますね。
そしてVan Zandtはややこしい事にピックアップのメーカーは「Van Zandt」と間にスペースが入り、ギターメーカーとしては「Vanzandt」とスペースがなくなるそうです。
ピックアップはスティーヴィー・レイ・ヴォーン(SRV)が使用していたということで有名ですね。
ギターメーカーの特徴としては、日本の工房で製作されており、Fenderやmomoseなどトップラッカーのモデルが多くなっている中、オールラッカーのギターを比較的な手に取りやすい金額で販売しています。
自分は今回、中古で20万以下で出来るだけ安いオールラッカーのギターを探していたのでVanzandtに着目したわけです。
Vanzandt STV-R2
Vanzandt STV-R2ですがこちらはストラトキャスタータイプのギター。
スペックは下記の通り。
仕様・スペック
- BODY : ALDER
- NECK : ROSEWOOD on MAPLE / 22F
- NECK SCALE : 25.5” (648mm)
- RADIUS 210R
- NUT : OIL FINISHED BONE / 42mm
- PICKUPS : BLUES X 3
- FINISH : ALL NITROCELLULOSE LACQUER
所感・感想
素晴らしいの一言に尽きますね。
どのピックアップでもストラトらしい気持ちいい音がしました。
リヤが気持ちいいストラトって本当最高です。
ただFenderの音とはちょっと違って、より綺羅びやかな印象でした。
自分はフジゲン製の最近のストラト系や、モモセ、バッカスよりヴァンザントが好みでした。
(むしろこの音のほうが好きかもしれない。)
操作性については直近、パシフィカばかりを弾いてしまっていたためラディアスがちょっとキツく感じましたが、全然弾きやすいと思います。
ただ最近のモダンスペックのFenderの、9.5Rよりビンテージよりにはなっているので、その点は自分に合うか試奏して見たほうが良いかもしれません。
(パシフィカが平ら過ぎる弊害かと思います。)
弦高もちょっと高かったことや、もうちょっと出せば新品が買えてしまうので、購入には至りませんでしたが、欲しいギターの候補に入りました。
またVanzandt STV-R2は年代によってはトップラッカーだったり、指板材が変わったりしているので注意が必要です。
(ヘッドのロゴが小さいものはラッカーフィニッシュのポリ塗装みたいです。)
ハカランダ指板はしょうがないとしても、なんか最近やたら値上げがエグいので、数年前であれば、中古で10万円ちょっとで買えた印象だったのに、やたらプレミアム感を出すお店が増えてきた気がします…(営利目的なので仕方がないとは思います。)
恐らく自分が出会った個体はマダガスカルローズっぽい感じと文言がありましたが、現在はインディアンローズウッドになってますが見た目に関しては好みだと思うので、自分は黒めだったらインディアンローズウッドで全然いいです。
(音の違いは僕レベルじゃきっと分からない…)
自分はやはりラッカー塗装以外はあまりこだわりはないので、長い目で探してみようかなーと思ってます。
Vanzandt TLV-R3
こちらはアッシュ材の使われたテレキャスタータイプです。
隣にあったFender USAのアメスタよりカッコ良かったです。
こちらもラッカー塗装でいい感じの仕上がりでした。
お値段も先程のSTV-R2と比較したら、これくらいなら買ってもいいなと思えました。
仕様・スペック
- BODY:Ash
- NECK:MADAGASCAR ROSEWOOD / 21FNECK SCALE:25.5” (648mm)
- RADIUS 210RNUT:OIL FINISHED
- BONE / 42mm
- PICKUPS:VINTAGE N & B-55 SET
所感・感想
こちらはかなり弾きやすく、とても気に入りました!
ただ試奏用のアンプがVOXのPathfinder 10で音がよく分かりませんでした。
テレキャスターの気持ちの良いハイが全く分からなかったので購入しませんでした。
全てはアンプのせいだとは思いますが、良かったのは軽いボディとネックの質感くらいで、本当良さは全然分からなかったです。
お値段もいい感じだったので残念でしたが、僕は気長に探そうと思います。
VanZandtのギターを買うなら新品がオススメ
VanZandtのギターはファースト・オーナーの方に限り、通常の使用状況において発生する木部の不具合などに関しまして、永久保証(一生保証)が約束されています。
今回、自分が発見した価格帯で使うか新品で購入するかは悩みどころではありますが、新品の保証が手厚いので新品と中古の差額が少ないほど、VanZandtのギターは新品のほうがお買い得と言えます。
VanZandtの評判・評価
自分の主観だけではあまりVanZandtの良さ、悪さは伝わらないかと思いますので、ネットの皆様の評判・評価もご紹介します。
どのギターもカッコよくてVanZandtが欲しくなってしまいますね…。
まとめ
いやーVanZandt、とてもいいギターでした。
薄いラッカー塗装は取り扱いには注意が必要ですが、使い込んで自分のギターという感じが出て来たら最高ですね。
ただ最近はお値段が上昇傾向なので、もしかしたら自分はピックアップだけ買うかもしれません。
以上、【Van Zandtを試奏してきた】Vanzandt STV-R2・TLV-R3を試奏して思ったことやなど【評判・評価も合わせてご紹介】でした!
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